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Roch Dog Standardのスコアリング方式

すべてのホテルには、把握しているかどうかに関わらず、すでにスコアが存在する。本記事では、Roch Dog Standardの二層構造を解説する。認証の可否を決定する7つの合否要件と、優劣を明確にする31基準の重み付けスコアリング。審査済みホテルの約半数がDまたはFの評価である。

“長期的な顧客ロイヤリティを築きたいのであれば、犬とそのオーナーのニーズに応える必要がある。犬オーナーはロイヤリティを信じる人々である。”

Guise Bule, Founder

第1層: 合否要件

スコアが付与される前に、ホテルは7つの最低要件(R1からR7)すべてに合格しなければならない。判定は二値である。全要件を満たせばスコアリングに進み、1つでも不合格であれば、他の項目でどれほど優れていても結果は「Not Certified」となる。部分合格も交渉の余地もない。

7要件は、公開されたペットポリシー(R1)、客室内ウェルフェア用品(R2)、屋内共用エリアへのアクセス(R3)、料金の透明性(R4)、デポジットの開示(R5)、デポジット金額の透明性(R6)、犬の受入頭数上限(R7)を対象とする。これらは努力目標ではなく、dog friendlyを名乗るための最低条件である。1つでも満たさないホテルは、裏付けのない主張をしていることになる。

第2層: 重み付けスコアリング

7要件をすべて通過したホテルは、31の基準で評価される。各基準は特定の質問(Q1からQ31)に対応し、重み付けスコアが設定されている。重み付けはゲスト体験と収益に実際に影響する要素を反映している。

高い重みが付与される基準には、庭園へのアクセス(Q9, +5)、適切な食器と水入れ(Q14, +5)、犬の宿泊無料(Q28, +5)、大半の客室がdog friendly(Q2, +5)がある。これらはゲストが対価を支払い、再訪する理由となる要素である。逆に、受入可能な客室が極めて少ない(Q1, マイナス1)、サイズ制限あり(Q8, マイナス3)、デポジットあり(Q31, マイナス3)には減点が適用される。これらは予約損失とネガティブレビューの原因となる要素である。

A+は45点超、Aは35点超、Bは25点超、Cは20点超、Dは10点超、Fは10点以下。2,000件超の審査で49%がDまたはFであった。DとBの差は抽象的な概念ではない。近隣のホテルに犬オーナーを奪われるか、その犬オーナーがすべての知人に推薦するホテルになるかの違いである。

透明性

基準の全文(RDFS-02)、審査フレームワーク(RDCAF-02)、全定義用語(RDFRG-02)はstandards.rochdog.comにて10言語で公開されている。方法論は業界レビューに対して開かれている。隠されたもの、独自のもの、主観的なものは一切ない。ホテルは何が測定され、どう改善すればよいかを正確に把握できる。

すべてのホテルには、把握しているかどうかに関わらず、すでにスコアが存在する。問われているのは、そのスコアの語り方を自分でコントロールするか、ゲストに発見させるかである。

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Roch Dog 発行 Roch Dog 2026-03-22